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マルハバ!パレスチナ

千葉のNGO「マルハバ!パレスチナ」の活動紹介

2012年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年08月

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「内部被ばくを生き抜く」千葉上映会を開催しました

それでも紡ぎだされる“希望”

報告が遅くなってしまいましたが、6月24日に千葉市男女共同参画センター イベントホールで開催された「内部被ばくを生き抜く」千葉上映会(共催:映画と文化フォーラム、マルハバ!サラム)は、会場が満席となる200人以上の来場者を得て、盛況のうちに幕を下ろすことができました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

休憩時間のロビーの様子

映画は、被ばくに関する医療活動に従事してきた4人の医師が、それぞれの専門領域での研究や体験に基づき、低線量被ばくについて、ガンなど疾病との関係や、どのような対応が必要なのかなど見解を述べています。登場する4人とは、戦時中に広島で軍医をしていて自らも被爆し、戦後は一貫して被ばく者医療に尽力してきた肥田舜太郎さん、諏訪中央病院名誉院長でチェルノブイリとイラクで白血病やガンの子どもたちへの医療支援に取り組んできた鎌田實さん、東京大学アイソトープ総合センター長で、福島原発事故のあと、被災自治体と連携して除染活動の先頭に立っている児玉龍彦さん、そしてチェルノブイリの小児科医、スモルニコワ・バレンチナさんの面々です。
また、福島県二本松市にあるお寺の副住職・佐々木道範さんが運営する幼稚園の除染作業や、食品の放射能測定を通して汚染されていないものを選択する取り組みなども描かれています。

「低線量内部被ばく」については、未知の部分が多くあり、4人の医師の意見をつき合わせて輪郭を描こうとしても、確定的な解答が得られるわけではありません。しかし、専門家と市民が協働して行なう除染や放射能測定などの取り組みは、必要な防護や対策を少しずつ明らかにし、成果もあがっています。

映画上映後、福島原発から20㎞圏内の警戒区域に指定された楢葉町から千葉県市原市に避難している介護士の佐藤努さんが、事故直後に、勤務していた施設の利用者たちを連れて、あてもなく避難した当時の緊迫した状況を紹介し、故郷への思いを託した歌をギターの弾き語りで披露しました。佐藤さんは「事故のあと何度か故郷の町に入ったが、あの日から何も変わらず、復興どころか何も始まっていないし、事故も終わっていない。いつ帰れるか判らないが、多くの人たちと希望を共有し、正面から古里と向き合っていきたい」と思いを語りました。

歌う佐藤努さん

イベントにご参加いただいた方々からは、映画と佐藤さんのステージに対して多くの賛辞が寄せられました。それらは追って、このブログでご紹介する予定です。

| 映画上映会 | 08:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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